練炭・煉炭

練炭・煉炭は、石炭から作られる固体燃料。

かつては一般家庭での日常の調理用熱源や掘り炬燵など暖房の熱源に用いられてきたが現在はあまり使用されず、アウトドアレジャーなどでの使用が中心になっている。

粉炭を消石灰やピッチ等で成型した物、家庭用と工業用があり、前者は石炭の中の硫黄を固定化し、SOxの排出を抑制するため、特に石灰を使用する。

家庭用の練炭は専用の「上付けコンロ」に収まる円筒形に成型され、底面から燃焼面へ空気を通す穴が十数個ほど空けられている。

工業用は、かつて低質な石炭を効率的に燃焼させるために作られ、蒸気機関車等に用いられた。レンズ状に成型された小石大の練炭を豆炭といい、七輪やあんかの熱源に用いられる。

かつては、無煙炭などの上質の石炭から作られたが、最近では褐炭から作る技術が発達している。

また、石炭への依存度の高い発展途上国では、練炭の製造が酸性雨対策として注目されている。

取り扱い練炭を素手で扱うと手が黒く汚れるため、日常的に練炭を扱う家庭では、「練炭挟み」等の専用の器具を用いて扱う場合が多い。
update:2010年05月27日